2011年02月09日

こよみのはなし(3)春分

そもそも一年間とはどういう現象でしょうか。
春夏秋冬と季節がめぐり、なんとなく大きなサイクルがあることはわかります。

昔の人は、陽がだんだん長くなり、そして、ある日を境に陽が短くなり、そしてまた長くなるということに当然気付いていました。

重要な日は、@陽が一番短い日 A昼と夜が同じ長さ日 B陽が一番長い日 C昼と夜が同じ長さ日 であることはあきらかです。

当然、@:冬至 A春分 B夏至 C秋分 です。

たとえば冬至から次の冬至まで、春分から次の春分までが365日であると数えたわけです。

一日のうち、陽が出ている時間を観測して、観測の精度あがれば、一年はぴったり365日でなく、それよりすこし長いことが分かってくる。4年に一年を366日にしないとあわない。これは一年が365と四分の一日、つまり、365.25日であることを示します。

宿陽占星術がよってたつ符天歴によると一年を365.2448日と算出していたそうです。紀元八世紀のころの話ですから、1200年以上前に、もう、こういう精度で一年をとらえていたのですね。

冬至か春分を一年のはじめとする暦があってもよさそうなものですが、私はそういう暦を知りません。それは今後お話しする「月」(month です。moonではありません)と深くかかわってきます。

前回の二十四節季とは立春から次の立春までを二十四等分し、二十四等分にあたる日時に名前をつけているのです。

たとえば
立春は、2011年2月4日13時32分57秒
夏至は、2011年6月22日2時16分30秒

です。太陽も地球もずっと動いていますから、昼の時間と夜の時間が一致するのはある一瞬です。もちろん昔の人もそれはわかっています。

暦を出す役所がかつてはありましたが、暦を出すというのは大変な知識と権威がともなっていたものであることは容易に想像できます。

24等分する方法、これが暦の歴史であります。

つづき・・


posted by 藤川竜光 at 15:30 | 暦・占い

2011年02月07日

こよみのはなし(2)節分

節分

節分といえば2月の頭に、豆をまく日を思い浮かべますね。

実は、節分は年に四回あります。

立春・立夏・立秋・立冬の前日を節分と言います、

大変恥ずかしいのですが、私はつい最近まで節分は立春の日だと思っていました。

立春の「前日」なんですね。

立春・立夏・立秋・立冬はそれぞれ季節の始まりの日ですから、節分は季節最後の日、明日から新しい春が始まるからしたくしましょうという日です。

節分の「節」とは暦の用語で、12個あります。
二十四節季という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
たとえば、春分、夏至、秋分、冬至、大寒、は聞いたことがあるでしょうが、実はいまあげた五つは節ではなく、「中」と言います。

12個の「節」と12個の「中」、合わせて二十四節季で、以下の表のとおりです。

この二十四節季はもちろん旧暦の話です。
旧暦は月の運航がとても重要な暦ですが、この二十四節季は、実は月の動きとは全く関係ありません。
これは純粋に太陽の動きだけから算出された暦の日付です。

つづき・・


季節
    節 中

一月 立春 雨水
二月 啓蟄 春分
三月 清明 穀雨

四月 立夏 小満
五月 芒種 夏至
六月 小暑 大暑

七月 立秋 処暑
八月 白露 秋分
九月 寒露 霜降

十月 立冬 小雪
十一月 大雪  冬至
十二月 小寒 大寒


posted by 藤川竜光 at 15:46 | 暦・占い

2011年02月03日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

本日2月3日は旧暦の一月一日です。

宿曜は今日から新しく一年が始まります。

昨年までの運が悪かった人は希望を持ち、良かった人は油断のないように気を引き締めましょう。

なお、立春は明日です。気学では立春が一年の始まりです。
今年は珍しく旧暦の元旦と立春がほぼ一致します。

今年は口舌の災いに注意とあります。
よけいな一言が大きく災いをもたらす一年です。
刃物、殺傷ざたも多いかも知れせん。
一面、享楽的な傾向も高まるでしょう。

暦の話はとても興味深くおもしろいので、少しずつ、書いていきたいと思います。

旧暦の一日は必ず新月。月が全く見えなくなるときです。
この日から月は少しずつ成長して光を放つようになります。

旧暦の一日は必ず新月と書きましたが、実は、新月となる日を予測して、その日を新月と決めているのですね。

太陽も月も地球もずっと動いているので全く月が見えなくなるのは厳密には一瞬です。
その一瞬の時刻を朔(さく)と言います。

朔を含む日を「ついたち」と呼ぶ。

理科の話でしょう。

旧暦は、それこそ旧態依然で、非科学的なものと思っていらっしゃる方が多いかもしれませんが、天体の運行に厳密に基づいたとても精緻で美しいものです。



posted by 藤川竜光 at 12:58 | 暦・占い